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人物を撮影する時、バランスよくフレーミングするには?

更新日:2021年3月1日


前回、被写体の全身を撮影する時、頭の先からつま先まで、切らないでバランスよく画面に入れましょうというお話をしました。


地面が1対天が2位の空きスペースが安定するということもお伝えしました。


今回は、人物を撮影する場合、半身等、体のどこを目安に切ると、バランスよくフレーミングできるかというお話をいたします。


当スタジオの専属モデルの白骨全身レプリカ、どくろべぇ様です。昨年夏、お迎えしました(笑)。廃墟風スタジオに似合うだろうなということと、あと一つは、撮影モデルになってもらおうと思いまして。


全身を撮影していますが、天地の空きが、理想通りでないので、ごめんなさい。


全身は、頭の先からつま先まで、切らないでフレーミングをする。もし、傘や刀など、アイテムを持っている場合、そのアイテムも切らないように撮影することを心がけましょう。

アイテムも人物の体の延長ととらえます。画面に入り切れてなかったら、ちょっと残念だなって感じますので、全身で撮影する時は、全部入れましょう




全身よりも、もう少し寄ったフレーミングをしたい場合。何を目安にしたらよいでしょうか?


つま先だけ切る&足首の下で切るのは、バランスが悪いと考えます。あ、画面が隅々まで見えてない、失敗したんだと感じやすいからです。


実際に、その位置で撮ってみるとよいかもしれません。そのバランスで気にならないなら、気にしなくていいと思います。自分は、気になるのでやりません。


足首のすぐ上できったら、足が入ってないじゃないか!と感じそうなので、もっと上できります。膝を切らないこの位置にします。


ニーショットというそうです。



もっと人物に寄りたい場合は、手を切らない位置、腰骨の入っているこの位置にします。


アイテムを持っている場合は、アイテムが画面内に収まるように、持ち方を変えてもらったり、アイテムの切の良い形に見える位置に、持ち直してもらったりします。


人物の寄りの撮影をするときの目安に、関節を切らないという考え方があるそうです。関節が切れていると、とても不自然なバランスに見えるようです。


これも、自分は気になるので、気をつけます。


手の位置が、画面ギリギリにならないように、余裕を持ってフレーミングします。



もっと人物による場合。胸&肘が入るように切ります。

撮影時、手を画面内に入れたポーズを浸かられなかったので、後処理で手を画面内に入れた加工をしています。


画面内に手を入れてもサマになるポーズを考えてもらいます。胸に手を当てるなり、頭を触る等、考えてみてください。


よく、カメラ雑誌のポートレートなどで、ウエストアップとか、バストアップという単語を目にしたことはありませんか?


言葉があるということは、それが定番として使われているからです。人物撮影時、何処で切るかということをパターン化して覚えると、瞬時にフレーミングしやすいですよ。



上記の画像は、腰より上なので、ウエストアップ。こちらの画像は、胸から上なので、バストアップです。


この時も、左手が画面内に入りきれていないのが、もったいなく感じるので、自分は、不自然にならないように、画面内に左手が入るように、何かいいポーズがないかと考えます。


自分で思いつかないときは、レイヤーさんに何かいいポーズはないか、きいてみるのもいいと思います。そのキャラを好きなレイヤーさんなら、キャラらしいポーズやしぐさをしてくださる可能性は高いですよ。


全身で撮る時と、半身で撮る時は、人物のフレーミングサイズによって、ちょっとポーズを変えると、バリエーションが増えていいですよ♪



バストアップよりも寄るとなると、もう、証明写真のサイズ感になりますね。

ほぼ、顔のみ。

この時も、ただ顔だけ撮ってもつまらないような気がするので、顔に手を近づけるポーズや、髪を触る仕草などや、アイテムがあれば、顔の近くにもっていってもらうといいかなと思います。


顔に寄っていけばいくほど、背景の面積が狭くなり、背景の情報量もそれに伴って少なくなります


全身だと、背景の情報量が増えます。


ロケーション撮影などで、背景が素敵な場合は、あまり顔アップばかり撮っていると、素敵なロケーションが、全然映り込まない画像ばかりになりますので、

気をつけましょう。




顔のアップより、更にもっと寄った画像は、クローズアップといいます。目と鼻だけとか、手だけとか。


寄る時は、とことん寄らないと、メリハリがでなくなります。寄る時は、めっちゃどアップにすると、ああ、これを見せたかったんだなというのがわかりやすいです。


中途半端に、あれもこれも入れてしまうと、何をクローズアップしたかったのかが、伝わらない画像になってしまいます。


必要なものを入れて、不必要なものを入れない。必要な=表現したいポイントを欲張ってしまうと、主張がわかりにくくなってしまいます。




欲張りすぎないことも大事です。


こちらは、手だけを撮りました。


アップにするときは、大胆に。


人物に寄って撮影する場合、関節を切らないということを意識して、ある程度の人物撮影時に、安定したバランスを意識すると、撮影時に、何処までフレーミングしたらいいのか、無駄に悩まずに済みます。


アップで撮る場合は、細部まではっきりくっきり写しこんでしまうので、ウィッグが目にかかりすぎているとか、衣装の乱れがより一層目立つので、撮影時に注意しましょう。



とまぁ、こんな感じでしょうか?


全身を撮る場合は、アイテムも切らないように撮りましょう。


半身を撮る場合は、バストアップで撮るのか、ウエストアップで撮るのか、意識してフレーミングしましょう。


アップになればなるほど、細部が大きく写りますので、衣装の乱れや、ウィッグの乱れがないか、チェックをしてから、シャッターを押しましょう。


フレーミングに悩まなくなったら、もっと他の事に気を回せますよ~。


千里の道も一歩から。出来ないより出来るようになった方が、断然有利なことだと、個人的には考えています。技とかではなく基本の部類です。


必要だと感じたら、実践してみてくださいね~。


次回は、一つのロケーション、一つのポーズで、どれだけ撮影カットが稼げるか。引き出しの増やし方の話をしようと思います。


ではでは、長々とお付き合いいただき、ありがとうございました~。




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