全身をバランスよくフレーミングしてみよう
- おふぃす きゅ~
- 2021年1月8日
- 読了時間: 5分
更新日:2021年3月1日
このブログを、頻繁に更新するためには、どうしたらいいんだろう?
そう考えた時、たま~にツイッターで、写真講座~なんて思いつきでやっていたことを思い出しました。
ツイッターだと、流れてそれで終わってしまいます。ブログだったら、振り返りやすいなということで、ちょこっとずつやっていきます。
写真講座なんて書いてますが、趣味なら自由に撮影したらいいと思います。
ただ、自由過ぎて、何をどうやったらいいのかわからない。そんな時に、現場でフレーミングを悩む時間短縮になる、フレーミングの目安を知っていると、便利だよ~って位で、知識として、頭の隅っこに置いておくといいですよ。

全身をバランスよくフレーミングするには、どうしたらよいでしょうか?
全身を撮る時は、つま先から手の先まで、人物を切らないで撮影することを心がける癖をつけると良いですよ。
写真で大切なことの一つに、必要なもの=大事なものは切らないでフレーミングするというのがあります。
画面の空きは、下1に対して上2位がよいと教えられました。何故かというと、このバランスだと、重力を感じるというか、被写体が画面内で浮いてみえないバランスです。
重心が下にあって、上の空きが広いと、安心感があります。
いかがですか?

こちらは、上下の空きを1対1くらいにしています。
特に気にならないといえば気にならない人もいるでしょう。
気にならないということであれば、これでいいと思いますが、自分だったら、これくらいの空きの空間があったら、文字を入れたくなるな~。
あと、例えば、下の部分が、とても綺麗な石畳だったり、綺麗な花が咲いている草原だったり、面白い影が伸びていたりしたら、その綺麗な部分を沢山入れるための構図なのだろうと、見る側が解釈すると思います。
いかがですか?
そうは感じないということでしたら、
それでいいと思います。

次の画像は、画面の上に空きがあるが、足元がちょっぴり切れているフレーミングです。
画面の中、被写体が入っていれば、トリミングで寄ることはできますが、その逆はできません。画面に写ってない部分は、描き足すしかありません。
ちょっとだけ、手の指先が入りきれていないとかつま先だけ切れているのは、
フレーミングの失敗を連想させます。
なんで入りきれてないんだろう?って考えます。
ファインダーを覗いて撮るカメラの場合、ファインダーの視野率というのがあって、プロ機種以外は、視野率が小さ目に設定してあり、ファインダーで見えてない部分も、画像データに写りこむように親切設計してあります。

ファインダーでちょっぴり切れていても、画像データはちゃんと入っていることがあるということですが、それでも入りきれていない場合は、ファインダーでは、もっと切れていたということになります。
今度は、画面の下に空きがあるけれど、画面の上の方、耳がちょっとだけ切れている画像です。
下が空いているのに、何で耳が切れているんだろう?って感じます。
この場合、猫のぬいぐるみなので、猫のぬいぐるみということがわかる猫耳の部分って、結構大事な部分だと個人的に考えます。猫の可愛らしさの大切な部分である猫の耳が切れていたら、もったいないなって感じます。

被写体が上に詰まってて、バランスが悪く感じます。
上の画像も、下の画像も、空きのバランスが悪い上に、被写体が切れているので、フレーミングの失敗を連想させます
今度は、耳もつま先も切れずにフレーミング出来てはいますが、画面がギリギリです。
プリントを考えている場合は、Lサイズだと、余白がなくて、ちょっと切れてしまいます。
プリントしないにしても、画面にギリギリなので、かなり窮屈な印象です。
ここまでギリギリのフレーミングをしようとしたら、結構時間がかかりました。
一枚目のように、被写体の周りに余裕を持つ。ある程度の余白をもってフレーミングする方が、ファインダーを覗いてからシャッターを押すまでの時間もかかりませんでした。時間をかけて、切れるか切れないかわからないドキドキハラハラを経験し、プリントで切れる可能性のあるくらいギリギリの余白無しを撮影するよりも、余裕を持って撮影して、後から、ギリギリサイズにトリミングをする方が、自分は安全だなと考えます。
被写体の周りに、余裕(余白)があれば、後から文字を入れるのも簡単です。
余白がなくてギリギリの画面だと、文字を入れる場合、被写体に被るようにしかレイアウトができません。
写真の上達、自分が思う描くフレーミングが出来るようになるために大切なことは、画面の隅々をみれるようになることです。
最初は時間がかかってもいいです。
撮影して、入りきれていないと気がついたら、二枚目を撮る時に、フレーミングを気をつけて、きちんと入れて撮ればいいのです。
撮影したら、画像を確認する。隅々までよくみる。
現場でなら、撮り直しは可能なことが多いですが、現場を離れてからは、撮り直しができません。当たり前のことですが。
何が大事で、何が大事じゃないのか。
何をどうすれば、画面が落ち着いて見えるのか。残念な構図に見えないで済むのか。
良く見える写真のコツは、安定した構図が撮れるかどうかということが、とても大切だと考えます。画面の隅々までどう見えているか意識して撮ることが、自分が思い描く一枚を撮るための第一歩です。
高価なレンズや機材がなくてもできる、写真の上達法は、これです。スマホでも、コンパクトカメラでも、何でもそうです。ファインダーを隅々まで見て、安定した構図で写真が撮れるための基本です。まずは、基本を知って、身につけましょう。基本が出来るようになったら、パターン破りを楽しむという次の段階が待っていますよ。
まずは、被写体を切らずに、安定した構図で撮ること。
次は、人間の被写体を、全身じゃなくても、バランスよく撮影する時の目安のお話になります。
写真講座といっても、これらのことを知っても、自分がそうだ!と納得できなければ、身に着けたいと思わないと思うんです。ここに書いてあることに対して、自分はそうは思わないということであれば、無理に納得しなくていいと思います。そうだ!と思えば実践して、そう思わなければ、実践しなければいいだけの話です。
自分は、こう教えられ、そのように感じたので、実践してきました。これらの考え方があるお陰で、現場で必要以上に、構図に悩まずに済んでいますという話です。
自分にとって役に立ちそうだったら、吸収して実践する。自分にとって、必要なさそうであれば、そういう考えかたもあるんだというくらいで、実践しなくてもいいと思います。

Comments